製作＝ＡＭＩ企画　配給＝にっかつ 　　1985.07.20 　　61分 カラー ワイド

春雄はテレビ局のディレクターだが、ドキュメンタリー番組のヤラセが原因で懲戒免職になった。ヤラセを命じたのはプロデューサーの岡本だ。そのショックでインポになった春雄は、妻のみゆきに求められてもボッキしないみじめな場面を、覗き屋の六輔にビデオで盗撮された。また、六輔は宏美と同棲していたが、彼女は突然別れると言って家を出てしまった。宏美はテレビ局の岡本を愛するようになったのだ。こうして春雄と六輔は奇妙なことから知り合い、コンビを組んで裏ビデオの盗撮を商売にするようになったのだが・・・・・・。瀬々敬久の脚本を深町章が監督したこの作品は、裏ビデオを盗撮する側と撮られる側の内幕を描いたユニークな煽情編。

３人で出かけた台湾旅行で周りの日本人観光客が次々と標的に！ 　　３人組はひょんなことで台湾に行くことになる。台北の名所見物へ出かけると、倒れている日本人女性を発見。香織と名乗った彼女は見知らぬ男に首を締められたという。その夜は、ホテルで知り合った雑誌記者・松木と市内をまわり、東部へ向かった３人は、偶然香織の連れの男性が転落死するところを目撃するが・・・。

麻衣と夫・浩二はとある団地に越してきて新婚生活を始めた。 　　浩二は団地内で偶然、学生時代の同級生・令子と再会。 　　令子も新婚ホヤホヤの生活を始めたところ。だが浩二の熱い視線は、淡々とした生活を送る令子の肉体を燃え上がらせ、ふたりはとうとう体を重ねることに。 　　その一部始終を隠しカメラが目撃していた。 　　カメラを設置していたのは、小池という変態男。彼はこの団地に住む若妻をターゲットに覗きを重ねていた。 　　そして火災報知器のメンテナンスを装った小池は「夫に知らされたくなければヤラせろ」と令子に迫り、無理矢理押し倒す! 　　さらに小池は、浩二の妻・麻衣に手をのばすのだが…

大藏

主婦の多恵は興信所のアルバイトで社長夫人の浮気調査をすることになった。だが、ホテルにやってきたのは何と自分の夫で、しかもその社長夫人が殺されてしまう。多恵は夫の無実を信じ、盗撮テープや凶器を隠して真犯人探しに奔走する。

アジアのどこか、とある国、とある時代。 　　圧政下の国をモデルに、架空の土地を舞台にしたディストピア・フィクション。 　　暴力に支配された世界に生きる民の記憶が、詩的な旅のように断片的に織り重なる。 　　分断された世界で、私たちをつなぐものとは何か。 　　失っていく人々の良心や優しさ、命、様々な痛みの中で"生"を願うモノクロ叙景詩。